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舞台「春のめざめ」

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構成・演出:白井 晃

白井晃
早稲田大学卒業後、1983-2002年、遊◎機械/全自動シアター主宰。劇団活動中よりその演出力が認められ、演出家として独立後は、オペラ、ミュージカル、音楽劇からストレートプレイまで幅広く手掛けている。中でもポール・オースター作『ムーン・パレス』『幽霊たち』他やフィリップ・リドリー作『ピッチフォーク・ディズニー』『宇宙でいちばん速い時計』『ガラスの葉』『マーキュリー・ファー』『レディエント・バーミン』など海外の小説や戯曲を独自の美学で演出し、好評を博す。近年の演出作品に、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『マハゴニー市の興亡』『夢の劇-ドリーム・プレイ-』『ペール・ギュント』『Lost Memory Theatre』、『No.9-不滅の旋律-』、音楽劇『ヴォイツェク』、『ジャンヌ・ダルク』、オペラ『愛の白夜』『オテロ』他。第9回、第10回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。05年演出『偶然の音楽』にて平成17年度湯浅芳子賞(脚本部門)受賞。また12年演出のまつもと市民オペラ『魔笛』にて第10回佐川吉男音楽賞受賞。2016年4月よりKAAT神奈川芸術劇場、芸術監督に就任。

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 2017年度の芸術監督の最初の作品として、フランク・ヴェデキントの『春のめざめ』を選んだ。それにはふたつの理由がある。ひとつは、100年以上も前に書かれた作品でありながら、全くもって変わらぬ若者の生や性への葛藤が描かれているからに他ならない。少年、少女は他者との対峙を通じて、やがて社会へ組み込まれて大人になってゆく。その過程は、青く稚拙な戦いではあるが、それは自己を形成する上で最も重要なことでもある。若い観客がこの作品に接する時と、大人の観客の視線とは自ずと違ってくる。それは、自分自身がそうであり、今の自分の感覚がこの作品をどのように捉え直せるかという興味がひときわ大きいのだ。
 もうひとつは、この作品が書かれた、19世紀後半の社会の空気が、不思議と現代と似ているように思えてならないからだ。産業革命による経済体系の変化は、人々の暮らしや、国家の在り方まで変化させて行った。それが、まさに相似形をなして、しかももっと大きなうねりとなって現れているように思える。少年、少女たちが通う、ギムナジウムを取り巻く環境はとても危うい。それは大人たちが作った社会であり、まさに現代の子どもたちがおかれている状況と酷似している。
 今回、舞台経験の少ない若い俳優たちと、この作品の創作に挑むことにした。それは、彼らの存在そのものが持つ、生への憂いと喜びが、誠実に現わすことができるのではないかと思ったからだ。彼らは、まだ保育器の中にいる。そして、外気の危険を感じながら葛藤している。そんな様子がリアルに立ち上がればと願っている。

音楽:降谷建志

降谷建志
1997年にDragon Ashでデビュー。フロントマンとしてバンドを牽引し続ける。
プロデュースや客演、自身のソロプロジェクトなどさまざまな形態で音楽作品を発表する他、2013年にはNHK大河ドラマに俳優として出演するなど活動の幅を広げている。

原作:フランク・ヴェデキント

ドイツの劇作家(1864-1918)ドイツ表現主義の先駆者、不条理演劇の先駆者として評価されている。代表作に『春のめざめ』『地霊』『パンドラの箱』など。

翻訳:酒寄進一

1958年生まれ。和光大学表現学部総合文化学科教授。ドイツ文学翻訳家。シーラッハ『犯罪』で2012年本屋大賞「翻訳小説部門」第1位を受賞。白井晃演出作品への翻訳提供はブレヒト『三文オペラ』以来三度目。主な訳書にシーラッハ『テロ』、ノイハウス『深い疵』、ヘルト『赤毛のゾラ』他多数。4月14日には本作原作『春のめざめ』を岩波文庫より刊行。
原作
フランク・ヴェデキント
翻訳
酒寄 進一
音楽
降谷 建志
構成・演出
白井 晃

美術
木津 潤平
照明
大石 真一郎
音響
徳久 礼子
衣装デザイン
伊藤 佐智子
ヘアメイク
稲垣 亮弐
振付
平原 慎太郎
演出助手
豊田 めぐみ
舞台監督
田中 直明
プロダクション・マネージャー
山本 園子
技術監督
堀内 真人
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